コラム

【上昇気流】地球環境の「極端現象」

「最高気温が35度以上の日(猛暑日)や1時間降水量が50㍉以上の強い雨など」を気象の「極端現象」と呼ぶ(気象庁)。東京など大都市周辺もこの現象による被害を免れ難くなってきた。

【上昇気流】切支丹弾圧の総元締め

東京・茗荷谷駅から近い閑静な住宅街の一角に、切支丹(キリシタン)屋敷跡と呼ばれる碑がある。江戸時代初期に宗門改役の井上筑後守政重の下屋敷内にあった、いわゆる転びバテレンの収容所跡だ。井上はいわば幕府におけるキリシタン弾圧の総元締めだった。

【上昇気流】熱中症予防に水分補給を

こう暑い日が続くと、常に水分補給のことが頭を占める。外出先で水分が取れないとまずいと思い、駅前の飲料水の自動販売機の前で何を買うか迷うことがある。単なる水でいいのか、お茶がいいのか、それともジュース類や塩分を含んだものがいいのか。

変わるバンコクの空 タイから

コロナ後のタイは、観光産業が息を吹き返している。政府が掲げる目下の目標は、年間4000万人近い外国人観光客の受け入れだ。

【上昇気流】果物の摂り過ぎにご用心

果物が美味(おい)しい季節になった。スイカはそろそろ終わりだが、桃や梨、ブドウなど旬を迎えた果物が八百屋やスーパーの棚に並んでいる。そんな中でも目立つ所に置かれているのがシャインマスカット。

【上昇気流】ユリの花笑み

花が咲くのを「花笑み」と言い、女性の笑うのも「花笑み」と言った。万葉集の時代にそれらの意味を含ませて詠まれた歌がある。「道の辺(へ)の草深百合の花笑(ゑ)みに笑まししからに妻と云ふべしや」。

9月から新学年 イスラエルから

イスラエルでは9月に新学年が始まる。8月の終わりは、学童のいる親にとって新学年の準備に追われるプレッシャーと同時に、長い休み中の子供の世話から解放される時期だ。

【上昇気流】「期待される人間像」何処に

夏休みが終わった。いや、新学期が始まったと言うべきか。自治体によってばらつきがあるが、気流子の住む地方では通学カバンを背負った高校生たちが電車に戻ってきた。

気温上昇で犯罪も増加 オーストリアから

中欧オーストリアでは7、8両月、気温が30度を超える日が増え、夜も20度以下にならないことが急に増えた。湿気もあるから、呼吸をするのも苦しいほどだ。

【政界一喝】自民総裁は危機管理力が必須

9月12日告示、27日投開票で自民党総裁選が行われる。岸田文雄首相の不出馬発表を皮切りに、日本政治は未来に向け、新しい変化に一縷(いちる)の望みを見いだした。

猛暑の夏の徒然想

今年はお盆を過ぎても暑さが続いた。福岡県太宰府市は8月23日で36日連続の猛暑日となり、国内猛暑日最多記録を更新中である。近所に住む1人暮らしの高齢者の方は徒歩10分のバス停に行くことさえ躊躇(ちゅうちょ)してしまうと嘆いていた。だから、住み慣れた戸建てを売却して、駅近のマンションに住み替えを考え始める人が多い。

【上昇気流】「新作うなぎの落とし噺」

“残酷暑”とでも言いたい日が続く中、友人と鰻(うなぎ)屋に入ったら、うなぎ百撰会が発行する『新作うなぎの落とし噺』という頒布用の冊子が置いてあった。「うなぎ百撰」に連載中の新作落語をまとめたものだ。

【上昇気流】どうなる月の標準時

米ホワイトハウスは4月、米航空宇宙局(NASA)に対し、月やその他の天体の標準時を策定するよう指示した。NASAは欧州宇宙機関(ESA)と共同で「ルナネット(LunaNet)」と呼ばれる枠組みづくりを模索しているようだ。

京都国際「韓国語校歌」是か非か 否応なしに訪れる国際化

全国高等学校野球選手権大会(甲子園大会)は京都代表の京都国際中学高等学校が初優勝した。優勝校の校歌が流れ、今大会で話題となっていた韓国語の歌が甲子園の空に高らかに響いた

【上昇気流】鎮守の森とシラサギ

お盆の最中、明治神宮を久しぶりに訪れた。連日の猛暑にもかかわらず、やはり数少ない都心の憩いのスポットなのだろう、外国の観光客も多く見受けられた。「うつせみの 代々木の里は しづかにて 都のほかの ここちこそすれ」(明治天皇)

【上昇気流】野菜の無人販売所

近所に3カ所、野菜の無人販売所がある。八百屋さんではなく、営業時間も営業日も不明。種類がたくさんあるわけでもない。空き缶のようなものにお金を放り込めばいい。無論、レシートなどはない

【上昇気流】英国王、相互尊重を強調

チャールズ英国王は、先月末に女の子3人が刺殺される事件の起きた、北西部の海辺の町サウスポートを慰問に訪れた。事件を巡っては容疑者に関する偽情報がSNSで広がり、モスクや亡命希望者が宿泊するホテルなどが襲撃される騒乱が起きている

【上昇気流】戦争が遺した歌

日本歌謡史研究の第一人者、長田暁二さんが著した貴重な本の一冊に『戦争が遺した歌』(全音楽譜出版社)がある。戊辰戦争から太平洋戦争に到(いた)るまで、国民に歌われてきた253曲が収録された。

ハロウィーンの早過ぎる到来 米国から

10月末のハロウィーンはまだ2カ月以上も先だが、早くも小売店には、関連グッズが登場している。スーパーにはかぼちゃの置物やTシャツなどのコーナーがすでに設けられ、ホームセンターには不気味な等身大の骸骨人形がずらりと並んでいる。

お金がもらえる謎の集会?

青年会や地元企業、同窓生の集まりなど、家族や親戚の枠を超えたコミュニティーでの結び付きが強いことで有名な沖縄だが、中でもユニークな集会がある。気の合う仲間で月に一度集まって、食事をしたり飲み会をするのだが、この時同時にお金を積み立てるのだ。

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