コラム

【東風西風】徳川家康の巧妙な宗教統制

道元が開基した日本の曹洞宗の大本山は、福井の永平寺と横浜・鶴見の總持寺(そうじじ)の二つがある。永平寺3世、徹通義介(てっつうぎかい)が、難解な道元の教えを民間信仰や密教の教えなども加味して分かりやすく説く事に力を入れ、保守派との間で溝が生じたため、加賀の大乗寺に拠点を移した。その教えを受け継ぐ弟子の瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)が能登に永平寺に並ぶ根本道場として總持寺を置いた。

【上昇気流】(2024年6月1日)

著名な社会学者(日本人)がロンドンでヒッピーに「なぜ、君は働かないのか?」と訊(たず)ねた。ヒッピーは即座に「なぜ、あなたは働くのか?」と反問した。それに対して社会学者は「完全に返答に窮した」と書いている。評論家で劇作家の福田恆存(つねあり)(1994年没)は、これに噛(か)みついている。

自治体悩ます〝スパゲティ〟 フィリピンから

「スパゲティワイヤ」が自治体を悩ませている。電柱に乱雑に設置されたケーブルのことだ。インターネット用の通信ケーブルが加わって、その絡み合い具合が悪化し、スパゲティワイヤと名付けられるまでに至った。特にマニラ首都圏では安全や景観の観点から大きな問題になっている。

【上昇気流】(2024年5月31日)

「西宮のえべっさん」の愛称のある兵庫県西宮市の西宮神社を訪ねた。全国約3500社あるえびす神社の総本社で、右手に釣り竿(ざお)、左手に鯛(たい)を抱えたスタイルでお馴染(なじ)みのえびす様発祥の地である。

【上昇気流】(2024年5月30日)

ロシア文学研究者で翻訳家の奈倉有里さんが『ロシア文学の教室』(文春新書)というユニークな作品を上梓(じょうし)した。教師と学生が織り成す授業風景を描き、作家たちの作品を紹介していく。

ファストフードが「ぜいたく品」に 米国から

米国で続くインフレの影響は、ファストフードの価格に顕著に表れている。近所のマクドナルド店舗では、普通のチーズバーガーのセットでも、8㌦(約1250円)程度で、ビックマックセットは9・5㌦程度かかる。一部地域ではビッグマックセットが約15㌦するという。

【上昇気流】(2024年5月29日)

先週の満月の余韻に今も浸っている。昇り始めは黄金色、深夜には白く輝き街を煌々と照らし出した。夜明け前、夕日のごとく赤く染まって西の山に沈んだ。

スター講師の人生指南 韓国から

近年、韓国で人気を博している大人向けの教養テレビ番組がある。どんな人生相談にもユーモアを交えて名回答を導き出すキム・チャンオク氏(50)という男性パーソナリティーによるトークショーだ。キム氏はもともと声楽家になることを夢見て大学の音楽科に進学したが、ひょんなきっかけで講師の道を選び、今では韓国で押しも押されもせぬスター講師になった。

【政界一喝】首相は主権在民に立ち返れ

通常国会の会期末(6月23日)までひと月足らずとなった。岸田文雄首相はその会期末をにらみつつ、専権事項としての衆院解散の可能性を模索するが、首相を党総裁に頂いて選挙を戦える与党の情勢にはなく、その道は険しい。

2050年 少子化の行方

国立社会保障・人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計」によると、2050年には世帯主が65歳以上の世帯が世帯総数の45・7%になる。人口減少で年々世帯総数が減る一方、高齢世帯は増え続ける。世帯主75歳以上の世帯は何と28・3%である。高齢者の定義を65歳ではなく70歳に変更しようという話がささやかれるのも分からないではない。

【上昇気流】(2024年5月28日)

「優勝する姿を石川の人に見せられた。本当にうれしい」――。大相撲夏場所の千秋楽、小結大の里は優勝インタビューでこう語った。石川県出身力士では、元大関の出島以来25年ぶり。能登半島地震で被災した人たちに強い勇気を与える優勝だ。

【上昇気流】(2024年5月27日)

統一に向けた中国の圧力が強まる中、台湾の頼清徳政権が発足した。小紙連載「始動する台湾新政権」に掲載された街の声。新北市の53歳女性は「台湾を焦土にしてしまえば、中国にとっても価値がなくなってしまう。だから台湾は安全な所だよ」と。

【上昇気流】(2024年5月25日)

最近、物忘れが多い。特に人名を失念して焦る。その上、パソコンで仕事をするので漢字も忘れやすくなっている。手書きをする機会が少なくなったからだ。

ムエタイ留学の特典 タイから

観光振興の一環として、タイ政府は国技であるムエタイを学ぶためのビザを出すようになった。

【上昇気流】(2024年5月24日)

「建物の解体撤去が生活、なりわいの再建につながる」――。石川県珠洲市の泉谷満寿裕(ますひろ)市長は、東京で講演し、能登半島地震で全半壊した建物の迅速な解体撤去の必要を訴えた。全半壊の建物は、珠洲市で約7500棟、県全体では約2万5000棟に上っている。

【上昇気流】(2024年5月23日)

神奈川県の箱根町に強羅公園がある。小田原から箱根湯本を経て強羅に至る箱根登山電車の終点、強羅駅の近くにあり、箱根登山ケーブルカーに乗り換えて、公園上駅で降りた所。

厳粛に祝う独立記念日 イスラエルから

イスラエルは、14日(ユダヤ暦イヤル月5日)に独立記念日(ヨム・ハアツマウート)を祝った。1948年に国家として独立を宣言してから、今年で76年目を迎えた。

県職員敬遠の原因は?

沖縄県職員の試験合格者による内定辞退が増えているという。地元紙の報道などによると、2019年度の内定辞退者は37人だったのに対し、昨年度(23年)は67人に増えている。これは内定者全体の4分の1以上(28・3%)に当たる数字だ。

【上昇気流】(2024年5月22日)

新緑が山々を駆け上がり、『智恵子抄』で知られる福島県の安達太良(あだたら)山も夏の身形を整えてきた。麓の大玉村では田植えも終わり、青空を映し出していた水田は青色よりも若苗色が勝っている。そこに住む知人に話を聞いた。

オーバーツーリズムと聖火リレー フランスから

パリ五輪・パラリンピックが7月下旬から始まる。今月31日には聖火リレーが、島の上に立つ修道院、モンサンミッシェルを通過する予定で、1日の観光客数は5万人に上ると見込まれている。

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