世界日報 Web版

替え玉受験


地球だより

 昨年末に実施されたタイ警察官採用試験で大掛かりな替え玉受験が行われた疑惑が浮上し、タイ警察が捜査に乗り出している。

 バンコク首都警察では、受験者が大学生を替え玉として金で雇って受験させた疑いで、受験者約500人が捜査対象となり、雇われたとみられる大学生51人とともに調べられることになった。

 バンコク首都警察の採用枠約1000人に対し採用試験に臨むのは1万3000人。首都警察官となるためには、結構、高いハードルを越えないといけないため、手っ取り早い助っ人を求めたようだ。

 さて、難関試験をクリアするため、受験生があらゆる手を使って克服しようとするのは世の常だ。だが、このほどタイで採用されたカンニング防止策が話題を呼んでいる。

 今回、話題になっているのは、解答欄が時計回りに円形に配列されたマークシート用紙だ。縦に配列された従来型のマークシートでは、隣の受験生が塗りつぶした位置をのぞき見ることで、解答を特定できる。その点、解答欄を円を描くように並べられると、受験生は用紙を少しずつ回転させながら塗りつぶすことになり、隣の受験生はのぞき見してもどの問題で何番を選んだかの特定が極めて困難となる。

 北海道札幌の五稜郭は、ペンタゴン同様、敵の目をごまかすために作られたものだが、いわば五稜郭型マークシートというわけだ。