世界日報 Web版

野ネズミ市


地球だより
 ラオスのローカルマーケットには銃でしとめた小鳥が売られているが、ベトナムには田んぼでつかまえた野ネズミ市が存在する。
 この野ネズミ市はベトナムのどこにでもあるわけではなく、紅河デルタのハイズオン省の村マーケットが名をはせている。

 紅河デルタは南部のメコンデルタと並ぶ米作地帯だ。この田園地帯に跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する野ネズミは、稲をたらふく食べ、丸々と太っている。それを村人たちはネズミ捕りで捕獲し、豚の丸焼きと同様、ネズミの丸焼きにして路上マーケットに並べるのだ。

 メコン川流域にも野ネズミは多いのだが、北部の紅河デルタ産の野ネズミがブランド化しているのは、その味に理由がある。南部のメコンデルタは3期作ができるほど熱帯だが、約2000㌔㍍北上した紅河デルタには四季があり、冬はジャンパーが必要なほど結構、冷える。野ネズミにしても、この季節、目一杯食べて、厳冬期の1月、2月に備えなくてはならない。そのため今の時期の野ネズミは、丸々と太って脂がのって美味なのだ。そのため野ネズミマーケットも季節限定で、稲の収穫期に重なる3カ月しかオープンしていない。

 ただ価格は100グラム当たり40円から70円と、ベトナムの食糧事情に照らしても決して安くはない。

 高値で売れるため、多くの農民が野ネズミ捕りに繰り出している。ハイズオン省の農家は、稲を刈り終えると、今度は野ネズミ捕獲に精を出し、一日、10㌔から17㌔もの野ネズミを捕る。ただベトナムにはドブネズミもたくさんいるが、こちらの方は臭いがきつく商売にはならない。

 ラオスのローカルマーケットには銃でしとめた小鳥が売られているが、ベトナムには田んぼでつかまえた野ネズミ市が存在する。
 この野ネズミ市はベトナムのどこにでもあるわけではなく、紅河デルタのハイズオン省の村マーケットが名をはせている。

 紅河デルタは南部のメコンデルタと並ぶ米作地帯だ。この田園地帯に跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する野ネズミは、稲をたらふく食べ、丸々と太っている。それを村人たちはネズミ捕りで捕獲し、豚の丸焼きと同様、ネズミの丸焼きにして路上マーケットに並べるのだ。

 メコン川流域にも野ネズミは多いのだが、北部の紅河デルタ産の野ネズミがブランド化しているのは、その味に理由がある。南部のメコンデルタは3期作ができるほど熱帯だが、約2000㌔㍍北上した紅河デルタには四季があり、冬はジャンパーが必要なほど結構、冷える。野ネズミにしても、この季節、目一杯食べて、厳冬期の1月、2月に備えなくてはならない。そのため今の時期の野ネズミは、丸々と太って脂がのって美味なのだ。そのため野ネズミマーケットも季節限定で、稲の収穫期に重なる3カ月しかオープンしていない。

 ただ価格は100グラム当たり40円から70円と、ベトナムの食糧事情に照らしても決して安くはない。

 高値で売れるため、多くの農民が野ネズミ捕りに繰り出している。ハイズオン省の農家は、稲を刈り終えると、今度は野ネズミ捕獲に精を出し、一日、10㌔から17㌔もの野ネズミを捕る。ただベトナムにはドブネズミもたくさんいるが、こちらの方は臭いがきつく商売にはならない。

(T)