NHKBSの「COOL JAPAN~発掘!かっこいいニッポン~」は、スタジオに在留外国人を招いて、クール(かっこいい)な日本文化を語り合う番組。日本人が当たり前のように思っているものに、外国人がクールを感じる。その意外性が面白い
ファミリーレストランもその一つ。洋食から和食、中華までそれなりのレベルの料理を提供し、子供向けのメニューやドリンクバーまである。一つの店舗でこれだけ揃(そろ)えられるのは日本以外ではまずない
先週放送された「駅弁」も日本独特だ。台湾の鉄道駅でも日本とよく似た駅弁が売られていて、とても美味(おい)しかったが、種類は少ない。東京駅の売り場には選択に迷うほどさまざまな駅弁が並び、地方に行けば特産の食材を使った駅弁がある

起源には諸説あるようだが、明治18(1885)年7月16日、日本鉄道(現JR)の東北本線宇都宮駅が開業した時に、黒ごまをまぶした梅干し入りの握り飯2個とたくあん2切れを竹の皮に包んだのを地元の旅館が販売したのが初めだという。この日は「駅弁記念日」とされている
定番とも言えるのが幕の内弁当だが、さまざまな工夫が施されている。煮物の野菜などは、それぞれの味を生かすため別々に煮る。ごはんも食べる時間を想定して柔らかめに炊くなど、番組で初めて知った
幕の内弁当は、江戸時代後期、歌舞伎芝居の幕間(まくあい)に食べたものが始まりで、駅弁でも定番になった。歴史が育んだクールである。







