トップコラム彬子殿下の日本美術愛【上昇気流】

彬子殿下の日本美術愛【上昇気流】

 NHKEテレの日曜美術館「彬子さまと巡る大英博物館・日本美術コレクション」と題した番組に三笠宮彬子女王殿下がゲストとして出演された。現在、東京都美術館で開催中の「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」展を案内された

「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」を訪れ、作品を鑑賞される三笠宮家の彬子さま。後方は「秋冬花鳥図襖」=24日、東京都台東区の東京都美術館[代表撮影/](時事)
「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」を訪れ、作品を鑑賞される三笠宮家の彬子さま。後方は「秋冬花鳥図襖」=24日、東京都台東区の東京都美術館[代表撮影/](時事)

 彬子さまは英オックスフォード大学に留学中、在外の日本美術コレクションの調査・研究に当たり博士号を取得されている

 博士論文執筆中の5年間は、大英博物館でボランティアとして勤務された。番組冒頭で「研究者としてお招きいただくのが夢だったので、今回、夢がかなって、うれしゅうございます」と笑顔で語られた

 この番組は開催中の展覧会を訪ね、専門家らがその魅力を紹介しているが、今回は通常の倍くらい中身が濃かった。大英博物館の日本美術コレクションの成り立ち、法隆寺金堂壁画の模写の発見など彬子さまの調査・研究の内容が紹介された

 彬子さまは「流出と言うとちょっとネガティブなイメージで受け取られる方が多いかもしれませんが、略奪されたものではなく、日本の作品を大切に思ったコレクターたちが購入して持ち帰ってくれたもの」と解説。「海外の美術館、博物館のガラスケースの中で輝いてくれているのを見ると、よくぞここまで残ってくれました、ととてもありがたい気持ちになります」と語られた

 海を越えた狩野派の一連の襖絵が約150年ぶりに再会を果たすなど同展の見どころは多い。

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