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A級グルメ屋台 タイから

 バンコク旧市街随一のにぎわいを楽しめる中華街には、東西を結ぶヤワラート通りがある。この通りは、不規則に蛇行する妙な道だ。聞くところによると、130年前に始まった建設工事で、小さな土地所有者は売ってくれても、大きな土地を所有する富裕層の買収は難しく、そのたびに迂回(うかい)路の選択を迫られたからだとされる。

タイ・バンコクのチャイナタウンにある屋台街=2024年11月22日(EPA時事)
タイ・バンコクのチャイナタウンにある屋台街=2024年11月22日(EPA時事)

 ただ、住民には不便な蛇行道路ではあっても、曲がった先にどんな店や寺院があるのかワクワクさせるものがあったりして旅行者を引き付ける。中華街らしい猥雑(わいざつ)さも、整然としたビジネス街とは違った庶民性があって楽しい。

 この道路沿いには四つ星ホテルもある。にもかかわらずホテル前は、屋台が占拠している。通常、屋台というとタイ風中華麺のバミーナムだとか油そばのバミーヘーンといったものが主流だが、ここにはフカヒレスープの屋台が存在する。

 バミーナムは一杯50バーツ(約250円)程度だが、フカヒレスープの方は一皿400バーツ(約2000円)程度とちょっと高い。それでも本格的な中華レストランやホテルで注文すれば、一皿約1000バーツ(約5000円)以上することもあるから格安ではある。

 屋台といえばB級グルメのメッカだが、バンコクには高級素材を使ったA級グルメの屋台が存在する。

 通行人が行き交う人混みの中で、A級グルメを堪能するミスマッチが外国人観光客には新鮮に映るのか結構、にぎわっている。無論、味さえ本物であれば外見は気にしない中華系も屋台のテーブルを囲む。(T)

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