トップコラム皇室と旧宮家は親戚【上昇気流】

皇室と旧宮家は親戚【上昇気流】

 皇族数確保のための皇室典範改正案が、きょうの参院本会議で可決・成立する見通しだ。女性皇族が結婚後も皇族として残り、旧11宮家の男子が養子として皇室に入ることが可能になる。ある保守派知識人の重鎮も「少なからぬ感慨」を吐露した

皇室典範改正案が審議入りした参院特別委員会=15日、国会内(時事)
皇室典範改正案が審議入りした参院特別委員会=15日、国会内(時事)

 それにしても、改正に反対する共産党や立憲民主党の論理は、あまりに粗雑で、日本の伝統への憎しみすら感じさせる。共産党の小池晃書記局長は国会質疑で、宮内庁幹部が旧宮家の男子と天皇陛下は36親等から38親等の隔たりがあると衆院で答弁したことについて「ほとんど赤の他人ではないかという指摘もされている」と述べた

 失礼千万な指摘だ。明治天皇の皇女4方は宮家に嫁がれている。香淳皇后は旧久邇宮家の御出身であり、昭和天皇の皇女は東久邇宮家に嫁がれている。皇室とは実際に血縁関係を持つ親戚である

 昭和22年、11宮家はGHQ(連合国軍総司令部)の圧力で皇籍から離脱した。昭和天皇は「実に申しにくき事なれども、何とぞこの深き事情をおくみとりくだされたい」と皇籍離脱を切り出された

 一方、法的な立場は変わっても、これまで通り親戚付き合いを続けたいとの御意向も示された。実際、旧皇族方は一般人となっても、皇族の集まり「菊栄親睦会」などで皇室との交流を続けてきた

 メディアはこういった事実に触れることなく、俗受けを狙った反対派の言説をそのまま流してきた。「だからオールドメディアと言われるんだ」という声が聞こえてくる。

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