イスラエル北部のガリラヤ湖畔で6月中旬、ジャッカルの群れが観光客のテントを襲い、12歳の少女が顔面をかまれ、11人が病院へ搬送された。イスラエルでは最近、野生動物による被害が増加している。
イスラエル自然公園管理局によると、ジャッカルの数が増加し、出産期で攻撃性が高まっているという。中部テルアビブやその周辺地域では、ここ数カ月間にジャッカルにかまれる事故が13件報告された。
現在、イスラエルでは狂犬病が急増しており、今年に入ってから71件が確認された。北部では狂犬病に感染したジャッカルが多数発見されている。イワダヌキなどにも感染が確認されているという。狂犬病は放置すると死に至る可能性があり、保健省は、野生動物に接触した場合は直ちに保健所に連絡するよう呼び掛けている。
一方、南部ネゲブ地方では、絶滅危惧種のヌビアアイベックス(野生のヤギ)が増え、住民を困らせている。車に飛び乗ったり、庭を荒らしたり、ホテルの客室に侵入しベッドの上に乗っていたものもいたという。
イスラエルで野生動物を見たことといえば、数年前、北部に住むユダヤ人の友人を訪問した際、道端でイノシシの親子と擦れ違った。その時、体の大きさに恐ろしさを感じた。最近では、エルサレムで隣の庭からがさごそと音がするので窓越しにのぞくと、塀の上でイワダヌキがレモンの木の葉をムシャムシャと食べていて、しばらく観察していた。
野生動物は、遠くから見るに越したことはない。(M)






