フィンランドの国民的スポーツと言えば、やはりアイスホッケーだとつくづく感じさせられた。
フィンランドの男子アイスホッケー代表「ライオンズ」が先月31日、世界選手権で優勝し、国中が歓喜に包まれた。決勝はスイス・チューリヒで行われ、開催国である予選リーグ全勝のスイスを延長戦の末1対0で下す劇的な勝利を収めたのだ。これでフィンランドの優勝は1995年、2011年、19年、22年に続き5度目となる。
選手たちは翌日午後、空軍のホーネット戦闘機にエスコートされながらヘルシンキ空港に帰還。ハッカネン国防相もエスコートを認め、まさに“英雄の帰還”を象徴する光景となった。前夜の勝利を受け、全国の広場には深夜までファンが集まり、青と白の国旗が揺れ続けた。
祝賀ムードは翌日も続き、ヘルシンキのオリンピックスタジアム隣接のトゥーロ地区では大規模な国民的祝賀イベントが開催された。約8万人のファンが押し寄せ、人波が広がった様子を地元メディアは、「ニシンのように詰め込まれていた」と表現した。
ステージではミュージシャンたちが場を盛り上げ、選手たちが登場してクライマックスに。観客は歓声と国旗を振って選手を迎え、勝利を祝った。フィンランド人の友人は「フィンランドで誇りに思えることは多くないが、これは本当に誇りに思うべきことだ」と国民の気持ちを代弁した。
世界一の称号を手にしたライオンズは、再びフィンランドに団結と誇りをもたらした。長く記憶に残る出来事となりそうだ。(Y)






