トップコラム眉唾物のデモ参加者数【上昇気流】

眉唾物のデモ参加者数【上昇気流】

 最近、心に引っ掛かることがある。東京・有明防災公園で3日、憲法改正に反対する「憲法大集会」が開かれ、主催者発表で5万人が参加したと報じられているが、その人数についてである。

 政治集会は勢力を大きく見せるため、参加人数の「水増し」が常識だ。それを一部メディアは真に受けて「デモの輪 急拡大」などとはしゃいでいる。以前は主催者発表と共に「警察発表」があった。警察は警備のため参加者を正確に数えており、ほぼ実数と見てよい。それが近年、報じられない。

 沖縄県では、1995年10月の「米兵による少女暴行事件に抗議する県民総決起大会」の主催者発表(8万5000人)と警察発表(5万8000人)が懸け離れていたので、左翼勢力が警察に圧力をかけて発表されなくなった。

 同大会は約1・5倍の水増しだが、さらに増え続けた。2007年9月の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」では、主催者発表は11万人だが、警備会社調べでは2万人弱。これが実数なら5倍以上の水増しだ。

 12年9月に国会議事堂前で開かれた「オスプレイ配備反対行動」の主催者発表は1万人。これに対して朝日新聞は「警備関係者への取材では約1200人」と報じている(同10日付夕刊)。水増しはついに8倍以上となった。

 朝日は「憲法大集会」の取材を怠っているのか、主催者発表しか書かない。他紙にもないので水増しの実態は闇の中だ。政治集会の主催者発表には眉唾をお薦めしたい。

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