トップコラム「議会だより」を読む【上昇気流】

「議会だより」を読む【上昇気流】

 購読している地元新聞に「議会だより」と題する折り込みチラシが何種類も入っていた。いずれにも「3月定例会報告」とあり、会派名が記されている。

 チラシは市議会の各会派が有権者にアピールする会報だった。新年度予算でどんな事業がスタートするか、福祉関連予算をどう獲得したか。会派の所属議員の議会質問などが載っている。

 国会の会派であればほぼ政党別だが、地方議会は必ずしもそうではない。公明党と共産党はどこでも1会派だが、自民党系は人間関係や地域基盤の相違などで複数の会派の場合が少なくない。立憲民主党も左右対立があったりして複雑である。

 チラシにあった市議会の会派は数えてみると、実に10に上った。このうち自民系は四つで、それぞれ独自の会派名を名乗る。立民は2会派、公明と共産は各1会派で、無所属の会もある。中道改革連合は存在しない。

 月定例会での議案の賛否を見て驚かされた。連立の名残か、自民と公明はほぼ一致。それに対して立民の1会派は共産と一緒にことごとく反対している。立民の別会派は自公に同調しており、賛否がごちゃごちゃだった。

 中道の小川淳也代表は10日の記者会見で「一つの仲間として行動する厚みの方が日々厚くなっていく」と述べているが、当地ではこうした「厚み」は微塵(みじん)も感じられない。読者がお住まいの地域の議会はいかがだろうか。来年の統一地方選挙まで1年。地方政治にも関心を向けたい。

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