トップコラム北陸新幹線延伸ルート8案【上昇気流】

北陸新幹線延伸ルート8案【上昇気流】

 金沢から京都まで北陸新幹線と在来線を乗り継いで行った。福井県の敦賀で特急サンダーバードに乗り換えるのが相変わらず面倒だった。以前は金沢から大阪まで特急が1時間に1本くらい出ていたので、少し時間はかかるが便利だった。

 早く北陸新幹線で京都や新大阪まで直通で行けるようにしてほしい。当初、福井県の小浜、京都、新大阪と延伸する予定だったのが、改めて8ルートを再検討することになっている。

 小浜・京都ルートは、京都の市民団体が地下水への影響などを理由に反対。建設費が当初見積もりより相当膨らむことも明らかとなった。昨年7月の参院選で、見直しを主張する日本維新の会の候補が、小浜・京都ルートを主張する自民党候補を破りトップ当選したことで見直しが決定的となった。

 8案の中では、敦賀から滋賀県の米原まで延伸し、東海道新幹線に乗り換えるのが、建設費は一番安上がりだ。ただ、乗り換えは不便だ。東海道新幹線に乗り入れるという案もあるが、数分刻みで乗り入れている現状ではダイヤ編成上難しいとJR東海側は言う。

 8案はそれぞれ一長一短があり、選択は容易ではない。各自治体の観光や経済振興への期待も大きい。

 こういう時はやはり、建設の原点に立ち返る必要がある。北陸新幹線にまず期待されたのは、巨大地震の発生で東海道新幹線が不通になった時の迂回(うかい)ルートとしての役割だ。国土強靭(きょうじん)化の観点で最適ルートを選ぶべきである。。

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