
イランから毎日、ミサイルが飛んでくる。辛うじて大学は開校されたが、小中高生はオンライン授業のままだ。何時だろうと空襲警報が鳴れば避難シェルターに駆け込む生活に人々は疲弊している。特に、建物の地下階に避難する場合、何階も階段で下りなければならない。
先日、ユダヤ人の友人とカフェで待ち合わせしていた時、注文しようとした矢先に警報が鳴った。店員の指示に従ってショッピングセンター地下3階の駐車場まで階段を一気に下りた。15分後に避難解除になったが、地上階まで上っていくのは大変だった。
テルアビブでは、警報が鳴り、急遽(きゅうきょ)近くにあった地下駐車場に車で避難したドライバーが、解除後に出ようとして駐車料金を請求されたそうだ。なんでも、避難してくる場合は、車は外に止めて歩いて駐車場に避難しなければならないという。
別の友人のお姉さんは、警報が鳴る中、病院の地下シェルターで男の子を出産した。ユダヤ人たちは男の子が生まれた場合、8日目に割礼の儀式を行う。親戚や友人を招待して盛大に祝うのだ。しかし、今は通常のようにはできないと判断し、地下シェルターで家族とアパートの住人でささやかにお祝いしたという。
学習や仕事をリモートで行うことには慣れた。しかし、常にシェルターの近くにいて、警報が鳴るたびにしていたことを中断しなければならない。夜中に飛び起きて避難する生活が続くと、本当に身も心も疲れる。
早く戦争が終結することを願うばかりだ。(M)





