トップコラムシェルターで仮装パーティー イスラエルから

シェルターで仮装パーティー イスラエルから

2月末に始まった米イスラエルとイランの戦争。イランから報復の弾道ミサイル攻撃を受けているイスラエルの人々は、空襲警報が鳴るたびにシェルターに駆け込む。

 イスラエルは避難できる場所があるだけマシだと思う。頭上では、ドーンドーンと打ち上げ花火のような爆発音が連続する。防空システムがミサイルを迎撃している音だ。近くに着弾すると建物が振動で揺れる。最近の住宅は、一室がシェルターになっている。夜中に警報で起こされたくない場合は、シェルターで休む。

 古いアパートなど、建物の地下にシェルターがある場合は、警報が鳴るたびに非常用荷物を持って家族全員で階段を駆け降りることになる。シェルターに入っていれば、爆風や落下するミサイルの破片でけがをせずに済む。もっとも、弾道ミサイルが直撃したらお陀仏(だぶつ)だが。

 折しも、3月2日の日没から4日の夜までイスラエルは、ユダヤ教の祭り「プリム」の祝日だった。大人も子供も仮装してパーティーをしたりプレゼントを交換したりする。しかし、突然始まった戦争で学校は休みになり、準備していたコスチュームも使えない。

 4人の子供がいる友人が住むアパートのシェルターは地下にあって、警報が鳴るたびに住人たち30人が集まるという。そこで、親たちが相談して、子供たちのためにシェルターでプリムの仮装パーティーをして楽しんだという。

 テルアビブの地下駐車場や地下鉄のホームでも、避難していた人たちが象徴的に仮装してプリムを祝ったそうだ。

(M)

spot_img

人気記事

新着記事

TOP記事(全期間)

Google Translate »