トップコラム楽しめた冬季五輪【上昇気流】

楽しめた冬季五輪【上昇気流】

フィギュアスケートペア・フリーで演技する三浦璃来(上)、木原龍一組=16日、ミラノ郊外(時事)
フィギュアスケートペア・フリーで演技する三浦璃来(上)、木原龍一組=16日、ミラノ郊外(時事)

 ミラノ・コルティナ冬季五輪では日本選手らの成長や頑張りに目を見張らされ、希望の五輪となった。フ。ィギュアスケートでは三浦璃来選手と木原龍一選手ペアが金メダル、団体は銀、個人で鍵山優真選手、坂本花織選手が銀。17歳で銅の中井亜美選手らによる世界相手の堂々たる演技を楽しめた。チームワークの良さも感じられた。

 日本のお家芸となった感のスノーボード。男子ハーフパイプでは戸塚優斗選手が金、19歳の山田琉聖選手が銅を獲得。女子。スタイルでも同じく19歳の深田茉莉選手が金、村瀬心椛選手が銅だった。力と技のパフォーマンスを競い合う若者たちの挑戦に敬服。

 スピードスケート女子1000㍍連覇を逃し、銅の北京五輪女王・高木美帆選手はフィニッシュ後、悔しさを露(あら)わにした。一転、表彰台でオランダの金メダリストを称(たた)える姿は元女王の貫禄。

 小林陵侑選手や高梨沙羅選手らが実力を発揮したノルディックスキー・ジャンプ混合団体の銅も見事だった。小林選手のテイクオフ(離陸)のうまさ、力強さは格別。かつてのジャンプ王国の意地を見せた。

 2月10日付小紙によると、理化学研究所などがスキージャンプ選手らの飛行姿勢と空力特性をスーパーコンピューター「富岳」で解析。その成功と失敗の差異を比較し、再現性や安定性の要因を解く難題に取り組むという。

 微妙な心的変化に左右されるスキージャンプでの勝利の極意をスパコンはどこまで捉えられるか。

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