トップコラム三寒四温ならぬ三寒四微 韓国から

三寒四温ならぬ三寒四微 韓国から

 今年の1月は日本もなかなかの寒さだったようだが、韓国では全国の平均気温がマイナス1・6度だったそうで、8年ぶりの寒さになったという。そういえば昔、初めて韓国に来た時も冬だった。その時の寒さは、南関東育ちの筆者にとって、かなりこたえるものだったのを覚えている。寒気で全身をカチッと締め付けられるような体感だった。韓国人だからといって何もみんな寒さに慣れっこというわけではなく、冬将軍の居座りに「コワい」と本気で嘆く人もいる。

 立春が過ぎ、春の訪れが待ち遠しくなり始めると、韓国も寒暖の日々が周期的に交代する三寒四温の時期になる。ところが近年、三寒四温ならぬ三寒四微という言葉がはやりだ。「微」とは寒さが緩んだ時に大量発生する、微小粒子状物質(PM2・5)と呼ばれる「ミセモンジ(微細粉塵〈ふんじん〉)」のことで、青空を隠してしまうことも多い。地理的に近い中国で発生する大気汚染物質が偏西風で運ばれてきたり、国内の床暖房で使用するボイラーや車、産業施設からの排出物などが原因だ。

 濃度が高いと、喉の痛みを訴える人が増えるので放置できない問題だ。各自が専用アプリで大気汚染度をチェックしたり、深刻な時は公共機関の車両制限や工場稼働停止などの緊急措置が取られることもある。シベリアから寒気が南下すれば、北西の風が吹いて中国から飛来する「ミセモンジ」を遮断してくれたり、上空に寒気が居座れば「ミセモンジ」が入り込む隙がなくなる。しかし、あの厳寒が続くのも体にこたえる。みな三寒にも四微にもタジタジだ。(U)

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