
福島県の会津地方では冬の生活には宿命的な厳しさがある。その雪の降り方を『会津歳時記』は「あるときはやさしく、あるときはすさまじく、あるときは暗く、あるときは明るく」降ると表現した。
かつて観光バスでこの季節に旅した時、運転手は「運転が怖いのです。ビビります」と語り、乗客に「命の保証はできません」と冗談交じりに話していた。少しふぶくと視界は閉ざされる。
道をはみ出して雪原に突っ込んで放置された乗用車を何台も見た。会津地方だけではなく、日本海側や山岳地帯ではよくあることなのだろう。「ジャフメイト2026冬号」で「大雪で立ち往生!そのときどうする?」を特集している。
NEXCO中日本によると、雪で車が走れなくなる原因は、冬用タイヤを着用していなかったり、使用限度を超えた冬用タイヤを使ったりしていること。こうした車が車線をふさいで大規模な立ち往生が発生する。
読者アンケートによると、立ち往生で困ったことは、1位が「トイレ」。2位が「寒さ」。3位が「渋滞の状況や解消する目処など、情報が入らないこと」。「燃料・充電の減少」「空腹」などが続いた。
防ぐには冬用タイヤの着用やチェーンの準備が必要だ。立ち往生した際、積んでおけばよかったと思うものは、スコップ、携帯トイレ、食べ物、毛布・ブランケットなど。ガソリン車が雪に埋もれると、急速に一酸化炭素濃度が上昇するので、エンジンを切るのが安全だという。






