トップコラム今年こそ憲法改正を【羅針盤】

今年こそ憲法改正を【羅針盤】

日本国憲法のイメージ
日本国憲法のイメージ

 丙午(ひのえうま)年が明けて早くも如月(きさらぎ)、厳しい寒さが残りさらに重ね着をと思う。来週には、衆院選も終わり新しい政局がスタートしているだろう。

 昨年は、戦後80年の節目の年と国民を煽(あお)り続けた政治も、高市新政権のスタートで大きな動きが期待された。GHQ(連合国軍総司令部)の占領政策からやっと目覚め、今年こそ普通の国へのスタートとなるようにと、初詣で氏神様にお願いした。

 このところ国際社会は、多くの国で戦争が起こり、インド・太平洋地域、とりわけ我が国周辺の東アジアにおいても、戦後80年の安定した国際秩序を揺るがしかねない動きが見える。国際法でなく、力により行動した、ロシアのウクライナ侵攻、米国のベネズエラでの攻撃を見て、我が国の新政権は何を感じ、我が国の安全、国民を守るための在り方をどうするのか問いたい。

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母・早紀江さんが2月4日で90歳を迎えるに当たり、記者会見で「政府には命懸けで頑張ってもらいたい。とにかく早く取り返してほしい」と訴えていた。領土にしても、北方領土、竹島そして尖閣と何も動いていない。政府は、話し合いで解決をと言うけど、相手国は全く応じない。

 歴史的にも話し合いで、問題が解決した例はない。話し合いで解決したと言っても、その裏には大きな軍事力が在り、万一の時にはその軍事力を使うという、国家意思を表しているのが普通の国だ。

 GHQにより示され日本を弱い国にした今の憲法では、第9条で、国権の発動たる戦争と武力の行使は永久に放棄し、戦力は保持しない。国の交戦権は、これを認めないと記している。

 この憲法下では、我が国は抑止力は保持できない。しかし防衛大臣は、抑止力の強化をと発言する。さらに自衛隊には「専守防衛」、対応は「必要最小限」にとどめると憲法解釈論で許容されるに至ったと説明する。一方で「非核三原則」と時代遅れの言葉が生きていて、核論議すらできない国となっているのも問題だ。

 一日も早く憲法を改正し、自衛隊を軍隊として軍法の下で行動する組織としなければ何もできない。選挙演説を聞いていて、我が国の安全保障を語る立候補者はいない。ほとんどの立候補者は「平和憲法で、国と国民を守る」と。もちろん、国民の生活、衣食住は大事だが、周辺の国の動きを見て、国民の安全を守る普通の国にするには、今何が一番かを説明してほしい。そして「憲法改正」だと。(呑舟)

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