金曜日(9日)朝、家事をしながらNHKのラジオ番組「ふんわり」に耳を傾けていたら、人工知能(AI)研究者の黒川伊保子さんとお笑いコンビ爆笑問題の田中裕二さんが家事の話題で盛り上がっていた。
漫才で売れない頃、コンビニでアルバイトをしていた田中さんはレジ打ちなどの仕事をてきぱきこなせたが、家事は全くできないとこぼした。それについての黒川さんのコメントが分かりやすかった。
「それだけ家事が難しいということなんですよ。私はAIのエンジニアよりも家事の方が難しかった」。続けて「世の中の、家事を奥さんに任せている皆さん、よく聞いて。仕事の方が楽」と訴えた。
なぜなら「(家事は)あらゆることが多岐にわたっている。家族の目線もそれぞれ違う。それを全部加味して先を読む。神業ですよね」と説明した。それには田中さんも「本当、仕事の方が楽!」「本当、神業!」と相づちを打った。つまり、家事は複雑なマルチタスクだから、それをこなす大変さを考えてほしいというメッセージだった。
もちろん、男女問わず仕事より家事の方が楽という人はいるだろう。しかし、家事が苦手な筆者は年末年始、妻のマルチタスクぶりに舌を巻いたばかりだったので2人の会話に合点がいった。
子供3人がそれぞれの家族を連れて到着しては帰っていく中、おせち料理を準備するし、せっかく帰省したのだからと、子供の好きな料理を作ったり、お土産を持たせたり、と正月休みどころではない。
筆者が単身赴任先の千葉に帰り、最後まで実家に残っていた長女も帰京した後、妻から家族に「皆がいなくなって、気が抜けたよう。これからちょっとゆっくりさせていただきます」とメールが入った。
今ごろ気付いたのかと叱られそうだが、本当に年末年始の妻の家事は神業だった。
(森)






