
エルサレムで新年を迎えた。元日は平日と変わらない。イスラエルはユダヤ暦なのだ。あまりにも普通の日常で、市内を見てもお正月気分にはなれない。
ロシア系ユダヤ人の友人がいる。欧米や日本と同様、西暦(グレゴリオ暦)で新年を祝うという。新年をロシア語で「ノビゴッド」と呼ぶ。
その友人が婚約したというので、新年祝いを兼ねてエルサレム市内のレストランに招待した。音楽学校のピアノの先生で、南部のベールシェバに住んでいる。家族はキリスト教徒ではないが、ロシアの習慣でクリスマスを祝うそうだ。見せてもらった写真には、リビングに大きなクリスマスツリーが2本も飾られていた。
新年の食事は、とにかくマヨネーズを使う料理が多いという。ロシア系は、マヨネーズがとても好きなようだ。友人は料理が上手で、ケーキの腕前はプロ並みだ。婚約者は、ロシア風の新年の過ごし方がとても気に入っていると、はにかんだ様子だ。
友人は昨年の秋、この彼氏と日本を旅行した。富士山が見える花畑でひざまずいた彼氏から指輪を渡され、劇的なプロポーズにとても感動したとうれしそうに語った。彼氏の方は、快晴で富士山がよく見えて助かったと、恥ずかしそうにほほ笑んだ。
新年早々、とてもおめでたい話を聞いた。別のユダヤ人の友人の息子さんも彼女と日本を旅行した際、富士山の麓でプロポーズして結婚を決めている。
縁結びのご利益があるとされる富士山のパワーをイスラエルで知った。(M)






