
サッカーワールドカップ(W杯)イヤーが明けた。6月から始まるカナダ、米国、メキシコでの大会で日本がどこまで旋風を巻き起こすか。日本が入るグループリーグでは、オランダ、チュニジアに加え、3月に決まる欧州プレーオフの勝者との戦いだ。
難敵ばかりであるのは当然だが、日本への注目は従来と違う。前回の大会では強豪のドイツ、スペインを破り世界の度肝を抜いた。昨年のブラジルとの親善試合で初の勝利を得たのも記憶に新しい。
もちろん、W杯では何が起きるか分からない。世界ランキングでトップグループに入る強豪国が思わぬ苦戦で敗退というケースも“醍醐味”ではある。試合会場が3カ国にまたがる広範囲だけにその対策も大きい。
日本も善戦して惜敗では「よくやった」で済まされないほどの注目度になった。決勝トーナメントをどう勝ち抜いていくか、結果がまさに問われる。森保一監督が目標とする「優勝」が現実味を帯びる戦いをしてほしい。
それにしても、ある大国が出場国にない。中国だ。あれだけ国威発揚に余念がないのに、格好の演出の場であるW杯大会には出場できず“後進国”に甘んじている。
サッカーはよく国際政治にも例えられる。力による戦術だけではゲームを支配できない。昨今、中国の力任せの攻撃に、わが日本チームは押し込まれているように見えるが、守備陣が冷静に対処しボールを跳ね返している。後は着実にビルドアップし、得点の機を逃さないことだ。






