トップコラム久々にきらびやかなクリスマス イスラエルから

久々にきらびやかなクリスマス イスラエルから

 イスラエル北部の都市ナザレでは12月、久々にクリスマスを祝うイベントが開催された。およそ2000年前にイエス・キリストが育ったとされるナザレはキリスト教の聖地となっている。アラブ系住民約8万人が暮らし、うちキリスト教徒は約3割だ。

 パレスチナ自治区ガザで戦争が続いていたため、ナザレの人々は2度の冬を静かに過ごしてきた。停戦のおかげで12月に入ると街中がクリスマスムードを取り戻し、きらびやかにイルミネーションの装飾がされた。

 ギリシャ正教の受胎告知教会の脇には、巨大なクリスマスツリーがそびえ立つ。その下には、マリアやヨセフ、飼い葉桶(おけ)に眠る幼子イエス、動物たちなどキリスト降誕の情景が描かれた模型が置かれ、点灯式が行われた。近くにある「マリアの井戸」前の広場ではクリスマスマーケットも催された。

 ちなみに、現在マリアの井戸は枯れているため水は出ない。80歳のムハンマドさんによると、彼が子供の頃は皆この井戸水を汲(く)んで生活していたという。

 24日のクリスマスパレードでは、ボーイスカウトによる鼓笛隊、着ぐるみのサンタクロースやトナカイなどがナザレの街中を練り歩き、通りの両側では大勢が立ち見していた。サンタがプレゼントを積んだ車と共にやって来て、子供を見つけてはお菓子などが入った袋を手渡していた。夜空には花火も上がった。

 そこでは、キリスト教徒だけでなくイスラム教徒も一緒に平和を祈りながらクリスマスを祝っていた。(M)

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