
ここ最近鶏卵が高騰していることが、メディアで伝えられている。誰がその名前を付けたのかは分からないが、鶏卵には「物価の優等生」という言葉が使われることがある。その場合、「優等生」なのだから「あまり値上がりしないでほしい」という願望が込められているかもしれない。
鶏卵が「優等生」と呼ばれてきたのは、機械化によって大量生産体制が確立し、価格が安定していたからだ。ただ近年は、高病原性鳥インフルエンザによる鶏の大量殺処分で供給が不足し、飼料も高騰していることから「優等生」の座が揺らぎつつある。
金が高騰しても「高騰してはいけない」とは誰も言わない。が、鶏卵に関しては「安価であってほしい」という消費者の気持ちが、他の商品よりも強いように感じられる。
そう言えば、鶏卵は飲食店などで「追加は無料」というケースもある。しかし最近の高騰の影響で、店によっては有料に切り替えることもあるようだが、それも自然な話だ。
一方で飲食店では、鶏卵を原料とする調味料のマヨネーズも最近は有料の場合がある。鶏卵本体がそうなのだから、マヨネーズが有料になるのも無理はない。
鶏卵の高騰が話題になるのは、それだけ価格の安定が続いてきたからだろう。中には、高騰に対して「裏切られた」と感じる消費者もいるかもしれないが、こればかりはどうしようもない。「鶏卵の値上がり」も受け入れなければならない時代のようだ。






