
わが家の子供たちは、スマートフォンを見ながら大きな笑い声を上げることが多い。何を見ているのかと聞いてみれば、ユーチューブやTikTok(ティックトック)などのインフルエンサーの笑える動画なのだという。
確かにブラジルでは、スマホをのぞき込みながら声を上げて笑う人を街角でよく見掛ける。日本ではあまり見ない光景かもしれないが、ブラジル人の明るく表現豊かな性格や文化を表したものだろう。
ブラジルは世界有数のソーシャルメディア大国だ。ユーチューブやインスタグラムのユーザーはなんと1億4000万人を超えており、若者に人気があるティックトックのユーザーも9000万人を超えている。
ブラジルの短編動画は、ユーモア満載の「会話型」コンテンツとなっていることが特徴。日常の失敗や社会ネタを自虐的に笑う動画が人気だ。カオスな笑いを中心に投稿し、フォロワー数が3600万人を超えるお化け級のインフルエンサーも。
一方、日本ではおじさん向けなどと揶揄(やゆ)される「フェイスブック」もいまだに1億人を超えるユーザーが利用している。
背景にあるのは、ブラジルの家族や親戚のつながりを大事にする文化だ。フェイスブックが家族や友人、教会コミュニティーの連絡手段となっており、日常ツールとして欠かせないものとなっている。宗教コミュニティーのソーシャルメディアを通じて若者たちが仲良く集う様子も、宗教に寛容で家族を大事にするブラジルならではの温かい文化かもしれない。(S)






