
イスラエルでは14日夜、ユダヤ教のハヌカ(清めの祭り)が始まった。「光の祭り」とも呼ばれているこの祝日の8日間、ユダヤ人たちは毎夕、ハヌキヤと呼ばれる八枝の燭台に1本を種火として1本ずつろうそくの火を灯(とも)す。街々にも大きなハヌキヤが設置され人々が光を祝う。
旧約聖書に登場する古代イスラエルの神ヤハウェがシナイ山で預言者モーセに作るよう命じた燭台(メノラー)は六枝で、イスラエルの国章に用いられている。
紀元前2世紀、イスラエルのユダヤ人はギリシャ(セレウコス朝)の支配を受けていた。ギリシャ人たちはユダヤ教を禁止し、エルサレムの神殿にギリシャの神々を祭って崇拝を強要していた。この圧制に対しユダヤ人が武装蜂起。強力なギリシャ軍を追い出して、エルサレムの神殿を奪還し清めた。
その時、神殿の燭台に聖なる火を灯す油の壷(つぼ)には、油が1日分しか残っていないと思われたが、聖なる火は8日間も燃え続けたという。この奇跡を祝う祭りの期間中、ユダヤ人たちは油にちなんだ料理を食べる。「スフガニヤ」というイチゴジャムを中に入れた揚げパンは大人気だ。
わが家では祭り前の安息日、ユダヤ人の友人たちが集まり、サラダやローストチキンなど持ち寄りで一足早いハヌカパーティーを行った。リクエストがあって、こちらは新調したオーブンでピザを焼き、大好評だった。友人がハヌキヤを持ってきてその意味を説明し、ハヌカ用のカラフルなろうそくをプレゼントしてくれた。(M)






