
食料品の買い出しは週一で、ユダヤ人の友人と一緒に車でエルサレムの比較的低価格のスーパーに行く。
週の半ば、しかも開店してすぐの時間帯なので、あまり混んでいない。しかし、支払い時にレジで待たされることが多い。なぜかというと、レジには朝、お釣りがほとんどないに等しいからだ。
イスラエルで一番大きい200シェケル(約9600円)札を出すと、レジ係はメインカウンターに行って釣り銭分を両替してこなければならない。この非効率的なレジに対応するため、友人は小さいお札や小銭をそろえて行くようにしていた。それもだんだん面倒になりカード払いに切り替えた。
スマホ決済する客を時々見掛けるが、便利なようで実は非常にレジ泣かせだ。何度打ち込んでもうまくいかないことが多いようで、支払いだけで時間を取られている。後ろに並ぶ客は、次々と進む隣の列を見ながらイライラしている。
そのスーパーでは最近、画期的なセルフレジシステムを導入した。カード払い専用だ。まず入り口でスマホのような端末を受け取り、ショッピングカートの指定部分にセットする。そして、普通に商品をカートに入れていくと、自動的に端末が商品のバーコードを読み取り記録する。買い物が終わったら、専用の支払機にその端末を繋(つな)ぐと支払額が表示され、カードで払う仕組みだ。友人はそのセルフレジを利用するようになったので、待つこともなく支払いが終わっている。
現金払いへのこだわりが、揺らいできた。(M)






