
キリスト教文化圏の欧州に住む人々は11月の声を聞けば、クリスマスシーズン到来の雰囲気に包まれる。オーストリアの首都ウィーンで14日、ウィーン市庁舎前広場でルートビヒ市長を迎えてクリスマス市場がオープンした。
クリスマス市場では子供連れの夫婦や若いカップルが店のスタンド(屋台)をのぞきながら、シナモンの香りを放つクーヘン(焼き菓子)やツリーの飾り物を買ったり、クリスマス市場で欠かせないプンシュ(ワインやラム酒に砂糖やシナモンを混ぜて温かくした飲み物)を飲む。クリスマスシーズンの雰囲気はいやが応でも盛り上がる。ウィーン市民はプンシュを飲まないとクリスマスを迎えられない。
その一方で、クリスマス市場に出店する屋台の数が数年前に比べ減少し、オーストリアや隣国ドイツではクリスマス市場を開かなくなった所が出てきた。その原因は経済的な理由だ。物価高、屋台の場所代、電気代から諸経費、全てが高くなった。それだけではない。クリスマス市場の安全問題がある。欧州のテロ専門家は「クリスマス市場はイスラム過激派テロ組織にとって格好の襲撃対象となる」と警告を発している。
ドイツやオーストリアの国民経済は景気の低迷で、企業の倒産、失業者の増加が報じられる。新年への明るい見通しはなかなか視野に入らない。






