
台湾の街を歩いていると、店の看板やレストランのメニューなどあちこちで「素」の文字を見掛ける。素はベジタリアンメニューのことで、台湾は驚くほどに多種多様なメニューがあって面白い。
日本でベジタリアンの友人を持つと食事の店選びにかなり苦労するが、台湾の大手飲食チェーン店にはたいていベジタリアンメニューが用意されている。台湾の餃子の大手チェーン店「八方雲集」には大豆ミートを使用した餃子がある。ベジタリアンもそうでない人も楽しめるので、重宝する。
報道によると、台湾では人口の14%がベジタリアンだそうだ。ただ、そのうちのほとんどは乳製品と卵を食べるといい、卵を含むすべての動物性食品を避けるビーガンはそこまで多くない。
なぜ台湾でこんなにもベジタリアンが多いのかというと、宗教的理由からきている。日本では修行僧ではない一般的な仏教徒は肉も日常的に食べるが、台湾の一般的な仏教徒は肉を食べないことが多いそうだ。人によっては毎食、肉を食べるのは環境に良くないからと1週間のうち数回、ベジタリアンの食堂で食事を済ませている。
そんな食堂の多くはビュッフェスタイルで、皿の重さで値段が変わる。見た目もさまざまな豆腐がさまざまな味付けで調理されており一見、肉にしか見えないものまである。台湾旅行の際は夜市もいいが、ベジタリアン向けの食堂にも足を運んでみるのもいいだろう。(M)






