
ガザ戦争が700日を超えた。テロ組織による襲撃以来、900人以上の兵士が戦死した。そこにはトラウマによって自ら命を絶った数十人の予備役も含まれている。
イスラエルに向けた攻撃が減り、国民の生活は通常に戻った。しかし、トラウマが消えず、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を抱える人が多いことが報じられている。
予備役としてガザで任務を終え帰還したニルさんは、家族を残して自ら命を絶った。妻のノファルさんは、メディアで夫について語った。兵員輸送車の運転手だったニルさんは2023年10月7日にガザ境界線地域に展開し、数週間後にはガザに入った。
5カ月の任務の後、耳を負傷し予備役から解放された。任務中に経験したトラウマについてほとんど語らず、しょっちゅう姿を消し、何も告げずに外出しては戻ってくるのが常で、どこへ行ったのか尋ねても返事をしなかった。電話会社の仕事でも同様で、夫らしくない行動だったという。
ノファルさんは夫の部隊の隊員たちから戦争中の手記を受け取った。そこには、10月9日にナハルオズに行くと道路は遺体であふれ何時間もかけて運んだこと、2日後には境界フェンスの向こう側の遺体を運び出す任務を任されたこと、地上作戦が始まるとガザに入るよう命令を受け、テロの温床となっていた国連の教育施設がある地域を掃討する任務に就いたことなどが記されていた。
「あれだけの苦労の末に、家に帰ってきてどうして普通に振る舞えるでしょうか。理解できません」
戦争が終わり、平和が訪れるように願うばかりだ。(M)






