
世界最大のコーヒー生産国ブラジル。世界の生産量の35%から40%近くをブラジル一国で占めていることに加えて、酸味や香りが強い高級品アラビカ種の生産量が多いことでも知られる。
コーヒーは、ブラジル人の生活に欠かせない。レストランや軽食店、コーヒーショップで提供されるだけでなく、オフィスや一部の店舗では、従業員や顧客向けの無料のコーヒーが用意されていることも多い。
さらに、車のディーラーや私立のクリニックなどでは、エスプレッソマシンを置いている所もあり、貧乏性かつおいしいものに目がない筆者は必ず試すことにしている。
ちなみに、筆者がオススメするブラジル土産は、スーパーマーケットやスターバックスで手に入るブラジル産地別のコーヒー粉だ。コーヒー豆は、中央高原やサンパウロ近郊、ブラジル南部など、産地別に酸味や苦味が変わり、日本ではなかなか手に入らない特別感がある。
そのブラジル産コーヒーだが、近年は干ばつや投機の対象となったこともあり、価格が高騰しつつある。特に昨年から今年にかけてのコーヒーの値上がりは驚くほどだ。
一方、気候変動に伴い、コーヒー生産の未来は厳しいものが予想されている。最近の研究では、今後も干ばつや気温の上昇が続いた場合、2050年にはブラジルの耕作地のうち、約半分がコーヒー豆の耕作不適格地になってしまう可能性が指摘されている。
映画で見る「コーヒーが高級品になる世界」は遠くない未来の話なのかもしれない。(S)





