
イスラエルにも熱波が来ていて、エルサレムでは最高気温が40度近くある日が続いている。
暑い最中の週末、イスラエル人の友人家族とエルサレム市内にある水族館に行った。日本の水族館に比べれば小さいが、2時間程度で見て回れる規模の館内は、暑い夏をひととき忘れさせてくれるには十分だった。夏休みなので、涼を取りに来た親子連れで賑(にぎ)わっていた。
所々に四つんばいになって水槽の中に入れるトンネルの仕掛けがある。友人の子供たちは喜び勇んでその中に潜り、中から珍しそうに私たちを見ていた。
大きな水槽内には、魚だけでなく水族館のダイバーもいて、何やら作業をしていたが、サービス精神旺盛で、時々人懐っこく手を振ってくれたのが、うれしかった。海の中のトンネルのような通路もあり、水中散歩している気分だ。他にも、海岸に打ち上げられたというクジラの17・5㍍もある骨格標本が展示してあった。
薄暗い照明で水中の生き物を堪能した後、同じ敷地内に隣接するバタフライハウスに行ってみた。そこは明るいジャングルのような庭になっていて、美しい鮮やかな色のチョウたちが飛び回っていた。
チョウの写真を撮ろうとカメラを構えていると、一匹のチョウが友人の肩に止まった。その光景は、戦争で疲れた心を癒やしてくれているようだった。お昼時には、みんなで小さな滝や池を見ながら、弁当を広げてピクニックを楽しんだ。
激しい暑さを忘れさせてくれる、有意義な週末だった。(M)






