
エルサレム市内の景観がどんどん変わっている。市の中心街を歩いてみると、工事中の場所が多い。看板を見ると、ホテルだったり高層マンションだったりする。
30年前には、あり得ないことだった。古都としての景観を保つために、建築物の高さが制限されていたからだ。観光業に重点を置く市長に代わってから、その制限はなくなり、高層の建物が中心街にも建つようになった。
市内のど真ん中を走るライトレールは、エルサレム中央駅と観光の目玉である旧市街を結んでいる。しかし、その区間はこの夏、経路の拡大工事のため運休している。代替の臨時バスがあるが、道路は渋滞で目的地に着くまで時間は倍以上かかる。
それでも、市民の台所であるマハネイェフダ市場は、相変わらず多くの買い物客と旅行者であふれている。市場には、レストランやカフェがここ4、5年でぐんと増えた。週末の金曜日には、人が多過ぎてまともに歩けないほど混雑する。
車両が走っていないヤッファ通りを、市場からシオン広場までの駅二つ分を初めて歩いた。旅行者だけでなく、市民にとってもライトレールは非常に便利なため、しばし不自由を我慢しなければならない。来年には、新たに路線が増え、さらに便利になるそうだ。
辛うじて、美しいエルサレムストーンで建てられた古い建物の壁は残されているものの、新しくてモダンな建物とライトレールが、もうすっかり観光都市エルサレムを象徴するようになった。(M)






