トップコラム首相の居座りこそ国難【上昇気流】

首相の居座りこそ国難【上昇気流】

石破茂首相=3日午前、神戸市中央区

大方の予想通り、参院選は自民、公明両党が大敗し、参院でも与党が過半数割れとなった。事実上の政権選択選挙であり、有権者は石破政権にはっきりとノーを突き付けた。それでも石破茂首相は続投するという。

結党わずか5年の参政党が大躍進した。「日本人ファースト」を打ち出し、左傾化する石破政権に愛想を尽かした自民の岩盤支持層である保守派の受け皿となった。1人区でこれまで自民候補に入れてきた保守の票が参政党に流れた結果、漁夫の利を得て立憲民主や国民民主などの候補が当選したケースも少なくない。

かつての石破人気は、理論家肌の政治家というところにあった。しかし首相となって実際の政治を進めていくと、政権運営の力量が著しく乏しいことが明らかとなった。

しかも簡単に前言を撤回するため、言葉巧みに理屈を述べるほど真実味のなさが際立つというジレンマに陥って有権者の心が離れていく。今回は石破氏が応援演説に来ることを望まない自民候補も多かったようだ。

この点では、内容に賛否はあるものの参政の神谷宗幣代表の言葉には真実味が感じられた。これは得票の上でも大きく影響したと思われる。

トランプ米政権の高関税政策への対応など「政治を停滞させない」として続投を表明した石破氏。会見で「国難」という言葉を使った。しかし、その言葉に信を置くことのできない政治家が首相の座に居座ることこそ国難と言わなければならない。

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