トップコラムゴラン高原で観光復活へ イスラエルから

ゴラン高原で観光復活へ イスラエルから

戦火が弱まる中、ゴラン高原の観光業者は、観光客が再び訪れることに期待を寄せている。

昨年11月、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルの停戦合意によってロケット弾とドローンの雨がやんだ。12月にはシリアのアサド政権が崩壊し、隣国からの大きな脅威はなくなった。ヒズボラとの停戦は維持され、ゴラン高原の果樹園農家やグランピング業者などは今年に入り、久しぶりの観光業の再開に向けて準備を進めていた。

そんな矢先、イスラエルとイランの12日間の戦争が勃発。厳戒態勢が敷かれ、イスラエルの国民はシェルター避難を強いられた。果樹園とキャンプ場を経営するマルルさんは、「ベリー狩りシーズンの真っ最中で、あと1、2週間は続けられるはずだった」と残念な気持ちを吐露しながらも、「砲弾が直撃したわけではないので大丈夫だ、前に進むだけ」と語る。

集団農場「キブツ・オルタル」では、最新の宿泊施設として、グランピングテントが設置された。オルタルのマネジャー夫妻は昨年7月、ヒズボラのロケット弾が車を直撃し亡くなった。3人の子供が孤児となり、大きな喪失感に見舞われたが、現在、新たなマネジャーを迎え観光事業を進めている。キブツ内にはワイナリーがあり、ツアーや試飲が楽しめる。また自家製チーズの店もあり、ロシア系イスラエル人夫婦が15種類のチーズを作っている。

他にもラベンダー畑や日帰りハイキング、グルメスポットを巡るツアーもあり、ゴラン高原は、戦争で疲れ切った人々を癒やしてくれそうだ。(M

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