トップコラム6・25と日本学術会議【上昇気流】

6・25と日本学術会議【上昇気流】

きょうは何の日? 6月25日をネットで検索すると「加須市うどんの日」「住宅デー」「詰め替えの日」など実に平和な日である。が、1950年のこの日、朝鮮戦争が勃発し6・25動乱と呼ばれた。それで日本学術会議を思い浮かべた。

何の関係があるかと言えば、学術会議は同年4月に「戦争を目的とする科学の研究には、今後絶対に従わない」との声明を発表し、今なお日本の安全保障に足かせを嵌(は)めているからだ。

同年5月には吉田茂首相(当時)宛てに「元号廃止、西暦採用についての申し入れ」も行っている。それにはこうある。「新憲法の下に、天皇主権から人民主権にかわり、日本が新しく民主国家として発足した現在では、元号を維持することは意味がなく、民主国家の観念にもふさわしくない」。国民主権ではなく人民主権と言ってのけている。

日本共産党が6・25動乱に呼応し火炎瓶闘争を繰り広げたため、政府は破壊活動防止法を制定したが(52年施行)、これにも学術会議は反対した。

実権を握っていたのはマルクス主義学者が結集した「民主主義科学者協会」で、内部闘争などで56年に自然消滅したものの、法律部会だけは生き残り現在、「民主主義科学者協会法律部会」を名乗って影響力を及ぼしている。

学術会議は「赤い巨塔」だった。同会議の改組法が今通常国会で成立したが、設立時からのこびりついた「アカ」を落とせるだろうか。6・25でそんな思いを巡らせた。

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