トップコラム新教皇、ボーナスを復活 オーストリアから

新教皇、ボーナスを復活 オーストリアから

5月から6月に入ると、ボーナスのシーズンを迎える。オーストリアでは「13月給料」「14月給料」と呼ばれ、1年12カ月の定期給料の他、6月前後と12月前後の2回支給される。社員や従業員にとってはうれしい時期だ。6月に支給されるボーナスは夏季休暇用に使われ、12月前後のボーナスはクリスマスボーナスと呼ばれる。

世界に約14億人の信者を有するローマ・カトリック教会の総本山、バチカン教皇庁とバチカン市国で働く約4000人の職員にもボーナスが支給されたばかりだ。新教皇レオ14世はバチカンの古い伝統を復活させ、新教皇の選出を祝って従業員に500ユーロ(約8万1000円)のボーナスを支給した。通称コンクラーベボーナスは、2013年にフランシスコ教皇の下で廃止された。その理由は、慢性的な財政赤字のため、枢機卿の給与削減を含む緊縮財政措置を実施しなければならなかったからだ。

イタリアのANSA通信によると、ボーナスの支給は新教皇がローマ教皇庁の職員と初めて公式謁見する直前に決定されたという。コンクラーベボーナスの場合、所得税を払わなくてもいい。

ボーナスの語源はラテン語の「bonus(ボヌス)」で、「良いもの」「財産」という意味がある。ボーナスは社員や従業員の勤労意欲を向上させる効果がある。レオ14世就任後、最初に実施した決定はコンクラーベボーナスの復活だった。新教皇は「ボーナス効果」を期待している。(O)

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