久し振りに春らしく暖かくなった3月20日「春分の日」、朝、国旗を玄関先に掲げて、歩いて近くにある氏神様に参拝した。
約10分ほどの住宅地の中の道路を歩く時、祭日だけど国旗を掲げている家が一軒もないと、いつもの思いが出る。孫の運動会で小学校に行った時も、国旗が揚がっていない。先日もう一人の孫が大学の卒業式の帰りに、母親と挨拶に来た。卒業式の様子を聞いたが、国歌斉唱は無く、式場に国旗も出されてなかったと。
時々、地方の講演会に呼ばれることがある。その時に話の枕として、質問を二つする。一つは、「今年は皇紀何年ですか?」。もう一つは、「今の天皇陛下は何代目ですか?」と。
外国に行った時のパーティーで、日本の2600年の歴史や、「歌舞伎、文楽、着物」といった日本の文化的な質問を、よく受けたことを思い出しながら、「自国を愛するとは」と思う。
戦後80年という「節目の年」に、何をなすべきか。世界中の人から質問される、日本の「歴史、文化、伝統」の素晴らしさを語れるように、日本人としての「誇り」と「愛国心」を取り戻し、普通の国になすことと言いたい。
80年前の敗戦から約7年間のGHQ(連合国軍総司令部)による占領政策で、「WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)」というマインド・コントロールで日本人は洗脳され、いまだに目覚めていない。その主たる項目は、武士道や滅私奉公の精神、教育勅語に支えられた道徳心等の破棄にあった。約7年間でGHQの占領は終わり、日本は独立主権国家となった。しかしマインド・コントロールは、政治家・学校教育そしてマスコミには解けていない部門がある。
占領下にGHQから示された「憲法素案」を基に、占領下で「日本国憲法」を制定し、「平和憲法」を守れば戦争は起きないと。
「日の丸を祝日に掲げ、学校の式典で国歌を歌う」「日本国を愛する」教育をと言うと、「右翼だ」「また戦争になる」と言われる。WGIPが今も生きている。
今年こそ、今日の日本があるのは、靖国神社にまつられている246万6千余柱の方々がいたからだと、子供たちに語れる普通の国になる年だと言いたい。子供や孫たちには、周辺の国に謝罪しなくてもいい国、そして愛し・誇れる日本をつくり、贈りたい。祝日や式典では、「日の丸」を掲げ、「君が代」を歌うように。
サッカーのワールドカップ予選の対バーレーン戦で、両国の国歌斉唱から始まった。日本選手も「気を付け」して「君が代」を歌っているのを観(み)て、安心した。(呑舟)