
鳥インフルエンザにより卵の価格がかつてないほど上昇している。12個入りのパックが5㌦程度にまでなっており、家計には重たい負担だ。その上、今後1年間でさらに20%上昇するとされており、価格高騰が長期化する見通しである。
このような状況の中、自宅の庭で鶏を飼う人が増えている。鶏のブリーダーへの問い合わせが殺到し、ひよこの価格は過去1年間で2倍に上昇し、順番待ちになっているという。インフレ疲れの中、いっそのこと日々新鮮な卵を産んでくれる鶏を飼ってしまおうと考える気持ちになるのだろう。
ただその費用は少なくはない。報道によると、市販の既製の鶏小屋を購入する場合、初期費用は数百㌦から千㌦以上になることがある。さらに、鶏の餌は月に20~50㌦かかる。経済的な理由だけで鶏を飼うことを検討しているのであれば、スーパーで卵を購入する方がまだ良いかもしれない。
しかし、鶏を飼うことには経済的なメリットだけでなく、新鮮な卵を手に入れる楽しみや、ペットとしての鶏との触れ合いなど、他の価値もある。鶏を飼うことで、毎朝新鮮な卵を収穫する楽しみが増えるだけでなく、鶏たちが庭を自由に歩き回る姿を見て癒やされることもあるだろう。
まさに「卵が先か、鶏が先か」といった状況だが、卵価格の高騰が思わぬ形で自然との触れ合いを促しているのは、興味深い現象だ。(Y)






