
「全国の魚介グルメが代々木公園に大集合!」の宣伝文句に誘われて、東京都渋谷区の「魚ジャパンフェス2025in代々木公園」の会場に足を運んでみた。「発見!ふくしまお魚まつり」も同時開催し、多くの入場者で賑(にぎ)わっていた。
60近い店舗が並び、どれも東京ではなかなか食べられないご当地シーフードグルメばかり。「北海道産ホタテ食べ比べ三種丼」、福島の「ノドグロ炙(あぶ)りとヒラメ漬け丼」などに食指は動いたが、地震で被災した石川県の「能登かきガンガン焼き」の列に並び、焼いた殻付きのカキを食べてみた。濃厚なカキの旨味(うまみ)が絶品だった。
新しい工夫を加えた和風のメニューに交じって、洋風のメニューも幾つかあった。その一つが「常磐ものアンコウの大鍋パエリア」。スペイン料理に仕立てた発想が受けてか、気流子が行った時には既に完売となっていた。
日本の水産物の特長は、鮮度など質の高さだけでなく種類が多いことである。洋風にすれば、料理法のバリエーションはさらに広がる。
多くの外国人観光客が日本の食文化とくに寿司(すし)などの魚介料理に引かれてやって来る。魚介料理にはさまざまな料理の仕方があり、魚介の種類も含めもっと奥行きがあることを知ってもらいたい。
そうすれば、本当に美味(おい)しい魚介を食べるなら地方に行かなければならないということも自然と理解できるに違いない。それはインバウンドの地方への拡散の一つの誘因ともなるだろう。






