トップコラム料理店が集いの場に ネパールから

料理店が集いの場に ネパールから

コロナ禍以前、ネパールで一緒に仕事をしたネパール人の知人がネパール料理店を愛知県で開店すると聞き、オープン日にお祝いを兼ねて行ってみた。

初めてのレジ打ちなど、ネパール人店員たちも慣れないところもあるようだったが、料理の方はバッチリで、チーズナンをお代わりして舌鼓を打った。食事後、なぜ愛知で開店したか聞いたところ、店の周辺だけでも500人のネパール人が住んでおり、ネパール料理店は集いの場となる上、商売の条件も良いとのことだった。

調べてみると、愛知県は、東京に次いでネパール人が多く、昨年6月末時点で、1万6750人が住んでいる。一昨年6月末は、1万3908人、1年で3000人近くが増えたのは驚きである。

ちなみに2000年の時点では、日本全国で3649人。23年末には17万6336人に増加しており、四半世紀ほどで50倍近く急増した。以前はそれほど見掛けなかったネパール料理店も、昨年の時点で、約4000~5000店あるらしい。知人の店もその一角に連なることになったわけだ。

近年、外国人住民と日本人の地域住民の間でのトラブルなどが起きている。今後、彼の店舗が、地域に住むネパール人のみならず外国人住民と日本人住民との架け橋として、地域のコミュニティーとして、憩いの場としても繁盛してくれることを願っている。(T)

spot_img

人気記事

新着記事

TOP記事(全期間)

Google Translate »