
バンコクの路地裏を歩くと、子供たちが闘魚を戦わせて遊んでいたりする。
熱帯魚ショップなどで売られている闘魚は、大体、ガラスコップなどに1匹ずつ入れられている。
特徴的な大きな尾びれを揺らしながら泳ぐさまは、優雅でドレスアップしたお姫様のようでもあるが、同じ水槽に2匹以上入れると途端に戦闘モードに入る。尾びれや背びれ、胸びれなどターゲットになるところはほとんどすべて食らい付き、相手がばらばらになるまで戦いをやめないファイターに変身する。
だから闘魚は水槽にまとまって入れることはなく、小分けして1匹ずつ入れておく必要がある。
豊かになったタイでは、こうした伝統的な闘魚だけでなく犬猫爬虫(はちゅう)類などがペットショップで売られるようになってきた。
バンコクのペットショップには、「CIAOちゅ~る」もあるし、うさぎや錦鯉(ニシキゴイ)のエサまで置いてある。さらにトイレで流せる猫の砂もある。
なお、バンコク都市鉄道「SRTレッドライン」では都民への新年のプレゼントとして4日から土日に限り、乗客がペットを同伴できるようになった。ただし、同伴できるのは檻(おり)かコンテナに入れた犬か猫1匹だけで、その大きさも幅55㌢、長さ37㌢、高さ30㌢までの猫や小型犬だけに限定される。
少々、面倒くさいのがペット証明書かワクチン接種済みの書類を乗車前に提示する必要がある他、乗れるのはペット同伴専用車両のみとなる。(T)