トップコラムAI教科書が授業を変える 韓国から

AI教科書が授業を変える 韓国から

来年から韓国の小中高校でAI(人工知能)教科書の段階的導入が始まる。計画の発表から2年という短期間で準備を終え、来年はまず数学、英語などの科目からスタートし、国語や社会、科学(理科)などはその数年後から始める予定だという。生徒たちは一人一台端末を持って授業に臨み、先生は端末を通じて指導してくれるAIチューター(個人指導の教師)だ。マンツーマン授業が可能なところが最大の魅力と言えそうだ。

例えば英語の授業で、スピーキングの際に生徒の発音が不適切な場合、即座にAIチューターが正しい発音を教えてくれる。「~している」という英作文に行き詰まった生徒には「be動詞+ing」とヒントを出してくれる。教師はAIが示す、教室にいる生徒全員の学習進捗(しんちょく)度を把握できる。「先生、3年1組の生徒は分数の足し算単元が苦手です。生徒が間違えた問題を確認してください」という具合に教師の指導を促すこともある。

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