
「クリスマス市場のシーズンだ」と叫べば、「世界では至る所で戦争や紛争が起きている。なんと呑気(のんき)なことを言っているのか」と言われそうだが、カレンダーが11月になれば、クリスマスシーズンに入る。キリスト教社会ではクリスマスシーズンこそ最大のイベントだ。
音楽の都ウィーンでは観光地の1区のケルンテン通りやショッピングストリートのマリアヒルファー通りでは既に華やかなイルミネーションがともされ、15日にはウィーン市庁舎前広場で欧州最大のクリスマス市場がオープンした。
米CNNによると、ウィーンの市庁舎前広場のクリスマス市場は世界で最も美しいという。クリスマス市場には99店舗が出店し、市場の横にはアイススケート場も設置されるといった具合だ。ウィーン市民の10人に8人はこのシーズン期間に一度はウィーン市庁舎前広場のクリスマス市場に足を向ける。主催者側によると、昨年330万人が訪れている。そのうち、4分の1は海外からのゲストだという。
市場にはクリスマスの飾りやお菓子などの店の屋台が出て、訪れる市民や観光客を誘う。油で揚げたランゴシュ、そしてクリスマス市場では欠かせないプンシュ(ワインやラム酒に砂糖やシナモンを混ぜて温めた飲み物)のスタンドからはシナモンの香りが漂う。人々は友人や家族とプンシュを飲みながらクリスマス前の雰囲気を楽しむ。1杯のプンシュは7ユーロ50セント(約1200円)と高価だが、訪れたほとんどの人が飲んでいくという。(O)






