
読書の秋。活字離れが進む中、若い世代に本を読んでもらおうと、東京都町田市で若者を応援する団体が、自分が感動した本を市内の中高生に贈る「ペイ・フォワード ブックinまちだ」を行っている。
これは18歳以上の大人が参加費を払い、自分が影響を受け、中高生に読んでほしいと思う本を推薦文と共に指定。応募したレシーバー(中高生)が無料で受け取るというものだ。主催する「ペイ・フォワードまちだ」のサイトによると55万円以上が集まっている。
若者が未来をつくり出す力を持つことがその狙い。「読書することは、『考える力』、『感じる力』、『表す力』等を育てるとともに、豊かな情操をはぐくみ、すべての活動の基盤となる『価値・教養・感性等』を育むにあたり極めて重要」と考えるからだ。
提供される新刊本は、町田市の指定された書店で受け取る。町の本屋さんがどんどん減る中で、本屋さんを支援することにもなる。
小田急線町田駅前の書店には、その本が展示されている。沢木耕太郎著『深夜特急』には「50歳を過ぎた自分も、この本を読んで期待に胸を膨らまし、バックパッカーとして世界をまわった経験は人生の大きな糧となっています」と提供者の会社社長の推薦文が添えられていた。
このプロジェクトは静岡県掛川市での「ペイ・フォワード文庫」の取り組みを基にしたものだ。若者たちの人生の糧となる読書習慣を育てる企画が全国に広がることを期待したい。






