トップコラム【上昇気流】小粒でもピリリと辛い?

【上昇気流】小粒でもピリリと辛い?

討論会に臨む(左から)国民民主党の玉木雄一郎代表、公明党の石井啓一代表、立憲民主党の野田佳彦代表、石破茂首相(自民党総裁)、日本維新の会の馬場伸幸代表、共産党の田村智子委員長、れいわ新選組の山本太郎代表=10月12日午後、東京都千代田区

47都道府県で最も市が多いのは埼玉県の40市という。東京は23特別区があるので26市にとどまるが、区市を合わせると大都市を抱える愛知、大阪、兵庫、福岡、さらには単独自治体としては最大面積を誇る北海道の35市を上回る。

一方、最少の自治体は石破茂首相の出身地である鳥取県の4市。県人口も全国最少だ。2015年にスターバックス(スタバ)が全国唯一の空白県だった鳥取県に1号店をオープン。県も鳥取砂丘を引っ掛け「スナバキャンペーン」を展開、話題を呼んだ。

当時、石破氏も「スタバ、スナバ、イシバ」と選挙戦にも活用する強かさを見せたものだ。最少ならではの苦労があるのだろう。

先の衆院解散直前の党首討論では、自身の派閥の政治資金問題で立憲民主党の野田佳彦代表からも「失礼ながら、どうせ小さなグループだから調べられるでしょ」と揶揄された。これには「その言い方はやや悲しいところがある」と悲哀を隠さなかったが。

今回に限らず自民党総裁選でも、立候補するたびに推薦人の確保も容易ではなかった。長らく「党内野党」のスタンスから一言居士としてメディア露出とは逆に同志は増えず。やっと派閥解消の構造変化という状況下で掴み取った総理総裁の座だ。

しかし、政権基盤は少数で弱い。ここは開き直って少数派の意地と哲学を全うするしかない。総選挙結果次第では、政局が「シュラバ」となり、政権自体が「サラバ」となりかねない正念場となる。

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