夏になると、増えて来る心霊の話題。テレビなどで、よく特集番組をして取り上げられていた時期があったが、今はどうだろうか。あまり見かけない気がする。
心霊関係と言えば、怪談などはその代表的なものだろう。
夏に怪談というのは、暑さをしのぐのに怖い話を聞くことで体温が下がるような心理的な効果があるからだろう。
心霊現象が夏に多いということがあるかどうかは分からないが、春夏秋冬に関わり合いがなく起こることは間違いない。
冬の「雪女」の話なども、冬にまつわるものである。
夏に「雪女」の話を聞いても、心理的な恐怖を感じるかもしれないが、効果としてはいまひとつではないか。
最近、ユーチューブでも、こうした分野に入る心霊スポット関係のものも多い。
たとえば、広いジャンルとして考えれば、比較的に人気のある廃虚や廃業した温泉地のホテルや旅館を巡るものなども、こうした心霊スポットとしての関心が背景にあるからだろう。
また、事故物件のアパートやマンションに住んで、そのことを話題にする芸人やタレントもいる。
最近、驚いたのは、こうした怖いもの見たさの領域を超えて、心霊スポットばかりを取り上げるユーチューブのことである。
こうした現象を取り上げることが流行すること自体に、それこそ「うそ寒い」ものを感じてしまう。
(羽)