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沖縄市にある「プラザハウスショッピングセンター」が今月、創業70周年を迎えた。沖縄が米軍統治下に置かれていた1954年にオープンしたプラザハウスは、日本初のショッピングセンターとして、多くの県民に親しまれてきた。
70周年に合わせ、今月7日に開かれた記念イベントには、デザイナーの比嘉京子さんが出席し、「多分沖縄一オシャレな場所だと思います」と絶賛。その後、ファッションショーも行われ、会場は大きく盛り上がった。
米軍統治の本丸である琉球米軍司令部に隣接し、駐留した将校や司令官、その家族の需要を満たすために創業されたプラザハウスは、当時のアメリカ本国で主流となっていたショッピング文化がそのまま反映され、先進的なカルチャーをリードしてきた。
沖縄発の広東料理レストラン「月苑飯店」や、ダイレクトインポートによるセレクトショップ「ロージャース」をはじめ、異国情緒あふれる個性豊かな専門店が並ぶ。
エントランスをくぐると、3階まで続く開放感のある吹き抜けフロアが広がり、誰でも自由に演奏できるピアノや、休憩スペースが充実しており、訪れた人々の憩いの場となっている。
中でも筆者が驚いたのは、内部に保育園が併設されていることだ。こども家庭庁所管の企業主導型保育園「みらい保育園」があり、従業員やスタッフたちが、子供と一緒に出勤し、預けることができるという。職場の近くを散歩するわが子の姿を見ながら働くことができるのは大きな魅力だろう。
沖縄市を訪れた際は、ぜひ一度プラザハウスに足を運んで、国内にいながらアメリカンな雰囲気を楽しんでみてはいかがだろうか。
(K)