F1開催へエンジン全開 タイから

タイのセター首相は、同国での自動車レースF1開催に向け動き出している。

F1開催が実現すれば観光業の活性化につながる。タイの観光業は、関連産業を含めれば国内総生産(GDP)の約3割を占め、ASEAN(東南アジア諸国連合)の中でも突出している。

インバウンド観光に依存しているタイ経済は、コロナ禍からの立て直しに躍起になっている。

セター首相は、ムエタイ留学ビザを新設するなど、スポーツと観光を通じてタイの存在感を高め、経済成長を刺激する方針を掲げてもいる。

なお、東南アジアではシンガポールがF1を開催している。ベトナムも2020年に首都ハノイで開催される予定だったが、コロナ禍のあおりを受け中止に追い込まれた。その後、F1推進派の政治家が汚職事件で失脚、開催の見込みは立っていない。

マレーシアでも開催したことがあるものの、継続開催には至らず打ち上げ花火で終わった。開催すれば外国人観光客を引き寄せる興行にはなるものの、国内観戦者を集めるには自国出身の国際的レーサーがいないと盛り上がりに欠ける。マレーシアには、そうした国際的レーサーが不在だった。

この点、タイにはウィリアムズのアレクサンダー・アルボンがF1ドライバーとして活躍している。イベント好きのタイ人を巻き込んだF1は、エンジン全開のセター首相を先陣役に早ければ2026年にも開催される。(T)

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