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東京都知事選挙で、明治神宮外苑の再開発問題が争点の一つになっている。神宮外苑にある神宮球場や秩父宮ラグビー場などを建て替え高層ビルを建設する計画に、樹木の伐採や景観の破壊を危惧し、各方面から反対の声が上がっている。
昨年9月にはユネスコの諮問機関イコモスが、神宮外苑は近代化が進む東京で緑地を確保するために整備されたもので「世界の公園の歴史においても例のない文化資産」として再開発の中止を求める文書を公表。700本以上ある高木を伐採し若木を植樹する計画は現在ストップしている。
これについて蓮舫氏は「いったん立ち止まる。そのことを都知事選の争点にしている」と中止を主張。現職の小池百合子氏は「争点にならない。なぜなら今立ち止まっているからだ」。石丸伸二氏は「人と自然の調和を重視していくべき」と語る。
この問題は、都市の自然、景観などと共に、そもそも神宮外苑とはいかなる施設かということから考えるべきだろう。外苑は明治神宮の一部であり、明治天皇の事績を偲(しの)ぶ場所として造られた。
保存が心配される銀杏(いちょう)並木は、明治天皇の生涯を描いた絵画を展示する聖徳記念絵画館へと続く道路に植えられている。青山通り側から見ると、遠近法的な効果を狙って絵画館側の銀杏も低くなっている。
田母神俊雄氏は「神宮外苑は神聖な場所のため、できるだけ残して守った方がいい」との立場だ。候補者の中では最も本質を突いている。






